2025年8月6日水曜日
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カタール在留メキシコ人向け緊急情報:イラン攻撃後の安全対策と支援

カタール在留メキシコ人向け緊急情報:イラン攻撃後の安全対策と支援

イランによるカタール米軍基地へのミサイル攻撃を受け、カタールメキシコ大使館がメキシコ国民向け緊急声明を発表。安全確保のための情報、避難方法、緊急連絡先などを掲載。カタールでの最新状況と在留邦人のためのアドバイスも提供。

カタール在留メキシコ人向け緊急情報:イラン攻撃後の安全対策と支援

国際報道によると、イランがカタールにある米軍基地に10発のミサイルを発射したことを受け、カタールメキシコ大使館はカタール在住のメキシコ国民に対し緊急声明を発表しました。

大使館は公式SNSを通じて、「最近の出来事を受け、メキシココミュニティの皆様には屋内に留まり、自宅で避難するよう強く促します。」と発表しています。

また、カタール政府および大使館からの情報に基づき、最新の状況を把握する重要性を改めて強調しており、公式SNSアカウントや電話による直接連絡を通じて容易にアクセスできます。

カタールでメキシコ人が支援を要請する方法

緊急時の連絡先として、メキシコ人のための緊急電話番号**(+974) 3363 4450** と 999 を公開しています。

なお、まだ登録されていない方は、在外メキシコ人登録システムへの登録を呼びかけています。登録は下記サイトから行えます。

メキシコ政府公式ウェブサイト

以前、イラン・イスラエル紛争においては、ヨルダンメキシコ大使館が6月23日(月)の国境通過時間を発表し、メキシコ国民の避難を支援しました。

ヨルダンとイスラエルの国境検問所の通過時間は、ワディ・アラバ(南)が午前6時30分から午後8時まで、ヨルダン渓谷(北)が午前8時30分から午後4時までとなっています。キング・フセイン橋は、イスラエル側では通常パスポート保有者については通行止めとなっています。

米国爆撃後のカタールの状況

カタール政府の国際メディア事務所によると、カタールは現在「平静」であり、「現時点では緊急事態はありません。」とのことです。

一方、メキシコ大使館は、カタールの空域は安全であり、商業便は通常通り運航していると発表しています。また、港湾、国境、空港も通常通り稼働しています。

しかし、ロイター通信によると、今朝、カタール外務省は声明を発表し、住民と観光客の安全確保のため、カタールの空域を一時的に閉鎖すると発表しました。


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カタールにおける空爆発生時の対処法

紛争地域における空爆発生時には、冷静さを保ち、以下の戦略的な推奨事項に従うことが重要です。

  • ただちに屋内に避難する
  • 安全な場所へ移動する
    • 窓のない奥まった場所、地下室、または保護された部屋へ移動する。
    • 割れる可能性のある窓や外壁を避ける。
  • 情報を収集する
    • カタール政府、大使館、地元メディアなどの公式情報源から情報を得る。
    • ラジオ、テレビ、デジタルプラットフォームでアラートを確認する。
  • 不要な移動を避ける
    • 関係当局が安全であると発表するまで外出しない。
    • 車の使用は緊急時のみとする。
  • 上司や家族と連絡を取る
    • ネットワークの過負荷を避けるため、電話の使用は必要最低限にする。
    • 家族や関係当局に自分の居場所と状況を報告する。
  • 応急処置と緊急キットの準備
    • 基本的な医薬品が入った応急処置キットを容易にアクセスできる場所に保管する。
    • 安全であれば負傷者を助け、医療機関に連絡する。
  • 公式な確認があるまで避難場所から出ない
    • 当局から許可が出るまで避難場所から出ない。
    • 外出する際は、注意深く、被害を受けている地域を避けて行動する。
  • 新たな攻撃や二次的な影響に警戒する
    • カタールはミサイルへの対応や迎撃を行う可能性がありますが、常に情報収集を続けることが重要です。
    • 家族の緊急時計画と避難場所の位置を最新の状態に保つ。

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